11/12、施設にいる母を見舞った最後の日。
駅までの道すがら。公園を通って、池にかかる橋を渡ったとき。
不意にウォークマンから流れてきたのが、この曲でした。
その日が母に会えた最後の日だと、何となくわかっていました。
あふれ出る涙、嗚咽が止まらず。手すりに寄りかかり。
身体を震わせて、泣きました。
でも、、、寂しかったのではないのです。別れではないことは、わかっています。
ただただ、感謝の気持ちで一杯でした。
「あなたが居たから、私は生まれた。
あなたが育ててくれたから、私は生きてきた。
あなたがあなたであったから、今、私はここに居る。
あなたがあなたであったから、私は、こんな女性になりました。」
感謝の思いで一杯でした。
そしてまた、
人生を懸命に生きたあなたが、
賢明に生きたあなたが、
誠実に生きたあなたが、
愛情深く生きたあなたが、とてもとても愛しかった。
誇らしかった。
尊敬の思いで一杯でした。
あなたの娘で幸せでした。
11/17、母は旅立ちました。
「お母さん、ありがとう。
永遠に、あなたは私の心の中に生きています。
また会いましょう。
創造主の御前で。」