2021-12-25に行ったSt. Michael’s NightのAAマイケル(大天使ミカエル)のメッセージの中に、イニシエーションに触れた一節があったのを覚えているだろうか。
「あなた方の多くは、エジプトで石棺の中に横たわって自らのエゴと魂の恐怖に直面し、なかにはイニシエーシヨンに失敗した人もいました。いや、多くの人が失敗しました。また、身体から離れてしまったため、再びやり直さなければならない人もいました。」
イニシエートが石棺の中で体験するもの。
それは究極の恐怖。人によって内容は様々だが、いずれもリアルな”死”が目前に迫ってくる。あまりの恐ろしさにほとんどの者が悲鳴を上げる。理性を失ってしまう。
その時点でイニシエートの試験は終わりになる。彼は突然、現実に引き戻される。石棺の中に横たわっている自分を発見する。試験とはこういうものだった、という前提を思い出す。
だが、あまりにもリアルな恐怖に負けて、それを忘れてしまった。
その恐怖は幻想だった。時遅し。イニシエートの試験は失敗で終わる。
そんな中にごく少数、発狂しそうな恐怖の中でも「これは幻想だ」と見抜く者たちがいる。彼らは課題を思い出す。たとえ、猛獣が牙を剥いて自分に飛びかかってきても、「これは幻想だ」という認識を失わずに踏みとどまる。恐怖に耐え抜く。
すると、最後の一瞬で、”幻想の”猛獣は消え去る。すべてがかき消え、自分が安全な状態にいるのに気づく。
イニシエートの試験は合格である。彼は次のレベルへと進む。
つまり、「幻想の恐怖に耐え抜く」というのも、イニシエートが先へ進むために体験しなければならない試練の1つなのだ。
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私が何を言いたいかというと、これが今、起きているということ。
大混乱のさなかの地球で、”目覚めて”しまった私たち。そして、マイケルの言う”狭き門”、セルフマスタリーの”王道”を通ってアセンションの道を進むことを選んだ私たちは、目覚めてしまったが故に、恐ろしい現実に直面している。
そう、”マトリックス”で赤いピルを飲んでしまったネオのように。お花畑世界の幻想から目覚めたら、暴君によって支配された世界の中で奴隷となっている自分を発見した。
その状態が今だ。
そして、何が起きている?
私たちは慌てて仲間を探し、力を合わせて帝国の暴君を倒そう、支配体制をひっくり返そうと必死の努力を試みる。だが、締め付けは日に日に厳しくなり、自分たちの努力は間に合わないのではないかと思い始め、不安が大きくなってくる。
これが今、”目覚めてしまった”私たちの状態ではないでしょうか。
ワクチンパスポートの導入、RCEPの発効、緊急事態条項の法制化等など、これらが導入されたら、私たちの自由は奪われるし、抵抗する手段まで失われてしまうと思い、恐怖に囚われてしまった人、絶望的な気分になってしまった人は少なくないのではないでしょうか。
しかし、これこそまさに、現在のイニシエートである私たちにとって究極の試練、幻想の恐怖を見抜く試練なのです。
2021-12-28のコンタクトで、AAマイケルが私に話してくれました。
「今ががんばりどきだ」
「極限まで追い詰められた状況の中で、折れそうになり、何度もくじけそうになりながら、歯を食いしばりながらも頑張っている。それがものすごく大きなものを生み出す」
「魂を揺さぶられる中での思い、行動が今、集合意識にどんどん反映され、吸収されている。それが尊い」
「そういう活動をしている人たちの波動帯、エネルギーが影響する」
「気持ちを強く持って、魂から発信する、その姿が大切」
「そういう思いでこの次元を生き抜くことが、非常に重要」
「行動する、発信する、あるいは周囲に愛を広げる。どのやり方でもいい。あなたが何を思っているかが非常に大切なのだ」
さらに、マイケルは最も重要なことを教えてくれました。
「あなたの努力、費やすエネルギーは決して無駄にはならない。現象面に現れる結果がどうであろうと、一喜一憂しないでほしい。あなたが取る行動、生み出すエネルギー、あなたが持ち上げていく波動、それらがすべて、それ自体が重要で必要なのだ。そのエネルギーがあなた個人のリアリティを変えていく。それによって、あなた個人のタイムラインは低い波動帯の人々のタイムラインから離れていく。上から見下ろせば、下で起こっていることが見えるだろう。しかし、下の世界のイベントはあなた自身には影響しなくなってくる。気がつけば、あなたの世界はまったく違ったものになっている」
私の言葉で繰り返すなら、
今、進行中の様々な締め付けは、アセンションを目指すイニシエートとしての私たちがくぐり抜けなければならない「恐怖を手放す」訓練なのです。
私たちは、4次元上層のニューアースに向けて、4次元低層を通過している最中です。暗いトンネルの中にいる。
恐怖に囚われていては恐怖を具現化してしまうので、これよりも上に上昇できなくなる。
マイケルが言うように、重要なのは個々の行動の結果そのものではなくて、その過程です。そこで生み出す自分自身のエネルギーです。
実際のところ、目の前で起きているように見える1つ1つの事象は、個人の意識の表層に浮かんだ幻想に過ぎません。自分が信じているから作り出される。現れる。個人の潜在意識の反映に過ぎない。
だから、現象面に現れる事象に一喜一憂していては振り回されるだけ。
自分の目標は何なのか? 何処を目指しているのか?
フォーカスをぶらさない。怖れを感じる世界ではなく、愛や喜びを感じる、望む世界に視線を向け、そこから目をそらさない。
しかし、その上で、眼前の恐怖に負けない強い意志をもって、意図を明確に表明するパワーと行動のエネルギーをハートから生み出す。
救世主を待たない。誰かが何かをして助けてくれるだろうと他者に依存しない。
行動するのは自分。変えていくのは自分。
意図を明確にして行動することによって、自分自身で自分の波動を上げる。その結果として、自分の意識が映り込む外側の世界の現象が変わってくる。自分のいるタイムラインが変わってくる。
さらに、あなたのタイムラインは同じ波動にいる人々のタイムラインと融合して、ニューアースへ向かう1つの確固たる道を作り出す。そして、広げた扇の骨子のように、私たちのタイムラインは低い波動帯のタイムラインから離れて上昇していく。
それが、アセンションを目指すイニシエートの道。
地球へ降りたスターシードの目標。
それが、今、上のチームが私たちに望んでいることです。
外側に映る現象ではなく、自分の行動が今、自分のタイムラインを作っている。その自覚を忘れないで。
目覚めた者は、既に3次元を離れ始めています。4次元低層、自分の意識が外の事象を作り出す領域に入り込んでいる。だからこそ、これまで以上に恐怖は大きな障害物となって行く手を阻む。
この段階で重要なのは、自分の信念のコントロール、強い意図とそれを表現するエネルギーのみ。ただそれだけ。
行動の結果に執着しないで下さい。3次元の現象面で何が起ころうとも、自分のいる波動帯から降りてはならない。幻想の恐怖に自ら飛び込んではならない。
自分を信じてひたすら光に向かって行動し、しかし、その結果からは自由であれ。
イニシエートに課された最大の課題とは、「恐怖は自分が生み出す幻想であると知ること」なのです。