はるか昔、国が滅びたとき、古代ユダヤ人は東方の楽園、故郷である日本列島を目指して旅立った。彼らには帰る場所があった。
今、日本人は、国が滅びたとき何処へ帰るのだろう? 帰る場所はあるのだろうか?
ない。
長い年月が経つ間、日本人は異民族によって国を滅ぼされるという悲哀を味わうことなく生きてきた。そのため、他国に国を奪われたり支配されたりする怖さ、苦しさ、無念さを完全に忘れてしまった。先の敗戦以降の占領からすでに78年が経っても、今まだ、あまりにも多くの日本人が現状を見ずに眠りを貪っている。
「少々貧しくなろうとも、同族だけで構成されたこの社会は居心地が良い。すべて為政者に任せておけば、良きように計らい、安全な暮らしを守ってくれるだろう」という幻想に浸っている。その為政者が、いつのまにか他国人やその傀儡の者にすり替わっていることに気づかずに。もう既に、自分が信じている”日本”という国が滅びの急坂を転がっていることに気づかずに。
目に見えない形で、侵略は深く広く進行している。止めるのは今しかない。今が最後の機会だ。幸い、まだ、私たちには為政者を選び直すという手段が残されている。
それなのに何故、その権利を行使しないのだろう?
己のために5次元へアセンションしたいと願う多くの人は、「自分が手を染めなくても社会の不正はそのうち誰かが正してくれる」「そのうち高周波の光の波がやってきて世界を一瞬で変えてくれる」という他者依存、救世主信仰を持ち続けている。そして、社会の変革に自ら参加するという手足の汚れる活動を「波動が下がる」といって忌避する。
しかし、私たちの肉体も、肉体を生かす土地も、国という制度の中に存在している。国が滅びてしまっては、私たちは自由に生きる土地を失い、コミュニティを失い、肉体を養う食物を失う。波動の合う者だけで集まって丹精こめて作り上げたコミュニティであっても、周囲がメガソーラーに囲まれてしまったら? 稲作が禁じられたら? 子どもたちにはワクチンを強制されるようになったら?
そうなってしまってからでは、どんなに言霊を唱えても、右脳に頼ってももう遅い。四方から押し寄せてくる現実には太刀打ちできなくなる。
”愛と感性のスピリチュアリティ”だけで生き延びられる時代ではない。
西洋から押し寄せてくる左脳の物質主義に対しては、こちらも左脳による論理的、具体的、現実的な対抗手段を講じなければならない。そのために、創造主は右脳と左脳の両方を授けてくれているのだ。
この終末期に、天界チームは「右脳で生きよ」「感性で生きよ」とは言っていない。
「統合せよ」と言っている。
右脳と左脳、東洋と西洋、精神と物質、霊性と科学。
統合こそが、地球と人類が次元上昇を果たす唯一の道だ。
政治活動することも、選挙に行って正しく国民の代表者を選ぶことも、左脳の機能を生かすことのできる領域の一つだ。
”大調和”すなわち”二元性の統合”という課題は、右脳と左脳を含め、あらゆる領域で果たされなければならない。
真の次元上昇を望むならば。
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